はじめに
Proxmox Virtual Environment(以下ProxmoxVE)のLXCコンテナ生成についてのメモ。
今回はDebian 11のコンテナを生成する。
コンテナ生成
ProxmoxVEの管理画面にアクセスして、右上の「CTを作成」ボタンを押下する。
全般
ノードはコンテナを作成するノードを設定する。
CT IDはコンテナのID。
重複しなければ自分で設定も出来る。
ホスト名はコンテナのホスト名になる。
パスワードはコンテナのrootパスワードになる。
SSH公開鍵を設定することでコンテナ生成直後から鍵認証が使えるようになる。
ただし鍵認証が使えるようになるだけなので、必要に応じてパスワード認証を手動で無効化する。
テンプレート
ストレージはテンプレートがあるストレージ。
テンプレートはあらかじめダウンロードしたテンプレートを指定する。
ディスク
基本的にはディスクサイズを変更するだけでよい。
ディスクを追加する場合は左下の「追加」を押下して追加する。
CPU
必要なCPUコア数を設定する。
メモリ
メモリーとスワップを設定する。
ネットワーク
コンテナのネットワーク設定を行う。
「IPv4(IPv6)/CIDR」にはコンテナに設定するIPアドレスを入力する。
「ゲートウェイ」には使用するネットワークのゲートウェイを入力する。
IPv6については「SLAAC」を選択することで自動生成できる。
DNS
「ホスト設定を使用する」でホストと同じDNSドメインとDNSを使用する設定になる。
確認
設定した項目の一覧が出るので確認したら「完了」を押下すると生成される。
設定
root
ユーザーでログインして作業する。
ソフトウェア更新
コンテナとはいってもベースはDebian 11なのでaptでソフトウェア管理を行う。
apt update && apt -y dist-upgrade && apt -y autoremove && apt autoclean
ロケール
dpkg-reconfigure locales
メニューでja_JP.UTF-8
を選択してロケールを生成する。
タイムゾーン
dpkg-reconfigure tzdata
メニューでAsia
→Tokyo
を選択して日本標準時に設定する。
SSH
デフォルトでssh.socket
が起動していてssh.service
が無効になってる。
このままだと外部からSSHで接続できないため、ssh.socket
を無効にしてssh.service
を自動起動する。
systemctl stop ssh.socket
systemctl disable ssh.socket
systemctl mask ssh.socket
systemctl enable ssh.service
systemctl start ssh.service
おわりに
ProxmoxVEで私が普段使うことの多いDebianのLXCコンテナを作ってみました。
これをベースにサーバーを作ろうと思います。