はじめに
サーバーとして使ってるRaspberry Piが増えてコンセントをあけるのが面倒になったり邪魔になってきたので、それをまとめようと考えてサーバー仮想化を実現しようとProxmox Virtual Environment(以下Proxmox VE)を導入してみました。
今回Proxmox VEを選んだ理由は有料サブスクリプションなしでも実用レベルで使えるところでしょうか。
あとCPU要件もLinuxカーネルが動けばよいらしいので幅広い環境で動くことも理由のひとつです。
そしてサーバー仮想化を行うにあたって調べたときに最初に見つかったというのもあります(笑)
そういうことなので選定にあたってとくに他の仮想化基盤との比較はしていません。
インストール先にはWindows 11をインストールできないCPU(Intel Core i7-5820K)かつメモリーが少々多め(64GB)の自作PCにしました。
ダウンロード
Proxmox VEの公式サイトのGet the free Proxmox VE ISO installerよりISOイメージをダウンロード。
起動メディアの作成
USBメモリー
起動できるUSBメモリーの作成にはRufusを使います。
リンク先からダウンロードして実行し、ISOイメージをUSBメモリーに書き込みます。
注意点としてDDモードで書き込まなければならないというのがあります。
DVDメディア
ダウンロードしたISOイメージを、ライティングアプリにてイメージ形式でDVD-Rに書き込みます。
ISOイメージをファイルとして書き込んでも起動しないのでご注意を!
インストール
先程作成した起動メディアでPCを起動
EULAを読んで同意
インストールするディスクを選択
インストール先のディスクは初期化されるので慎重に選びましょう。
ロケールを選択
ここではCountryを Japan、Time Zoneを Asia/Tokyo、Keyboard Layoutを Japanese にしています。
なおTime ZoneとKeyboard LayoutはCountryを入力すると自動的に選択されるようです。
パスワードとメールアドレスを入力
パスワードはrootユーザーのパスワードになります。
メールアドレスはrootユーザーのメールアドレスで、アラートなど送信先になるようです。
ネットワーク設定を入力
HostnameはFQDNで、IPアドレスはCIDR形式で入力します。
ネットワークにあわせて設定します。
サマリーが出るので確認してインストール
おわりに
Proxmox VEを導入してみましたが、これでサーバー集約のための基盤ができました。
インストールにおいて設定する箇所が少ないので迷わず導入できました。
Web UIは結構使いやすくて、日本語化もかなりされているしでいいと思います。
余っているPCを仮想化基盤にするなら、仮想化自体重い処理だけどCPU要件の比較的緩いProxmox VEを使うのは悪くない選択だと思いました。
いろんなシステムを仮想化したいので、今回インストールしたPCのCPUやメモリーを強化したくなりました。